嬉野温泉への家族旅行、出発まで何をした?航空券・レンタカー・宿を全部まとめてみた

うちの子どもが4歳になったころ、妻からぽつりと言われた言葉がある。

「ねえ、どこかお泊まりの旅行、行きたいな」

平日は仕事、週末は育児。気づけばここ2年近く、遠出らしい遠出をしていなかった。そりゃそうだ。コロナの影響もあったし、子どもが小さいうちは移動だけでへとへとになるから、「また来年でいいか」と先延ばしにしてきた。

でも4歳ってもう、けっこうしっかりしてるんですよ。会話もできるし、旅の思い出も残る年齢。「今年こそ行こう」と腹を決めた。

行き先は、嬉野温泉。

妻がずっと行きたがっていた場所だ。「お肌がとろっとろになるって聞いたんだよね」と何度も言っていたから、ここに決めた。九州なら飛行機で行って、福岡空港でレンタカーを借りれば動きやすい。調べれば調べるほど、嬉野を中心に佐賀を周遊するプランが見えてきた。

今回は、出発当日までの準備の話を書いておこうと思う。

まず最初にやったこと:全体の予算配分を決める

旅行の準備って、いきなり航空券を探したり、ホテルを見たりしがちだけど、自分はまず「どこにお金をかけて、どこを節約するか」を決めることにした。

エンジニアの仕事柄、仕様を決めずにコードを書き始めるとあとでぐちゃぐちゃになるのと同じで、方針なしに旅行を組み立てると予算が爆発する。

うちの場合の方針はシンプルだった。

移動費(航空券・レンタカー)は徹底的に安くする。宿だけは贅沢する。

嬉野温泉の旅館って、ちゃんとしたところに泊まると夕食・朝食つきで一人2〜3万円くらいする。でもそれが嬉野の醍醐味でもある。子どもに本物の温泉旅館体験をさせたかったし、妻にも久しぶりにゆっくりしてほしかった。

だから宿は妥協しない。その代わり、飛行機とレンタカーは使えるだけのテクニックを使って削る。これが出発前の大前提だった。

航空券の探し方:スマホの比較サイトをフル活用した

まず航空券から探し始めた。東京から福岡へのルートは選択肢が多い。ANAにJAL、それにLCCのジェットスターやピーチもある。

スマホに入っているスカイスキャナーを開いて、「東京(全空港)→ 福岡」で日程をざっくり入れてみた。カレンダー表示にすると日付ごとの最安値が一覧で見えるのが便利で、往復それぞれ「安い日」を視覚的につかめる。

気づいたこととして、出発を火曜か水曜の朝一便にすると、金土日に比べてかなり安い。でも今回は子どもの保育園の都合もあるし、週末出発しかない。それでも早朝便はLCCなら割安なことが多かった。

比較サイトで表示された最安値を見てから、実際にそのLCCの公式サイトへ飛んで購入した。比較サイト経由より、公式で買ったほうが手数料がかからないケースもあるので、最後は必ず公式サイトの金額を確認するようにしている。

往路と復路で別々の航空会社にすることも検討した。往路をジェットスター、復路をANAにして、トータルを最適化するというやり方だ。LCCは荷物の追加料金に注意が必要だけど、子ども連れだと荷物が多いので、ここは最初から荷物込みのプランを選んだ。

結果、家族3人(子どもは幼児で膝上でも乗れる年齢だけど、席を取った)の航空券を、思ったより安く押さえられた。

レンタカーの選び方:Google検索したら業務レンタカーにたどり着いた

航空券が決まったら、次はレンタカー探し。

正直、最初はどこで借りればいいか全然わからなかった。大手の有名ブランドはなんとなく知ってるけど、高いイメージがある。福岡空港周辺で安いところを探そうと思って、Googleで福岡空港 格安 レンタカーと入れてみた。

そこで出てきたのが「業務レンタカー」という名前のお店だった。

名前がちょっと独特で、最初は「業務用ってどういうこと?一般の人でも借りられるの?」と思ったんだけど、サイトを読んでみると普通に個人でも利用できる。むしろ「法人向けの長期レンタルをメインにしているから車の管理がしっかりしていて、なおかつ料金が安い」という説明で、なるほどと思った。

今回は7日間の貸し出しで、コンパクトカークラスをお願いした。チャイルドシートもオプションで追加できたのが助かった。うちの子は4歳だからまだチャイルドシートが必要で、これを忘れると空港でかなり慌てることになる。

福岡空港の近くに営業所があるのも大きかった。着いてすぐ借りて、帰りは返してそのまま空港へ。この動線がシンプルなのは子ども連れには特にありがたい。荷物をガラガラ引きながら遠くのシャトルバス乗り場まで歩くのって、地味にきつい。

7日間というのは、旅行自体は4〜5日でも、前後の移動や余裕日を含めると結果的にそのくらいになる計算だった。日数が長くなると1日あたりの単価が下がるパターンもあるので、早めに相談してみてよかった。

宿選び:嬉野温泉で「本物の旅館」にこだわった理由

宿については最初から「予算を削らない」と決めていたけど、それでも選ぶのには時間がかかった。嬉野温泉のお宿はそれなりにある。楽天トラベルとじゃらんを行き来しながら、口コミを読みまくった。

選ぶときに重視したポイントが3つある。

ひとつは**子どもに優しいかどうか**。夕食が個室や半個室で食べられると、子どもが多少騒いでも周りを気にせずに済む。大広間の食事処だと、子どもがぐずったときにしんどい。

もうひとつは**貸切風呂があるかどうか**。温泉旅館の醍醐味は大浴場だけど、4歳の子どもを連れて大浴場に入るのは正直ハードルが高い。家族で入れる貸切露天風呂があると、それだけで旅の満足度が全然違う。

最後は**嬉野の湯を楽しめるかどうか**。せっかく嬉野まで来るなら、「日本三大美肌の湯」と呼ばれる泉質をしっかり味わいたい。妻がずっと楽しみにしていた部分でもある。

この3つを満たす宿を絞り込んで、予約を入れた。航空券やレンタカーで浮かせた分を全部ここに注ぎ込む感じで、宿泊費は旅行全体の予算の半分以上になった。でも後悔はない。そのくらい贅沢してもいいタイミングだと思っていた。

出発前の最終確認でやったこと

予約が全部終わってからも、出発直前まで細かい準備が続いた。

チャイルドシートの確認は業務レンタカーの予約のときにしていたけど、念のためもう一度確認の連絡を入れた。当日の受け取り時間も伝えておくと、スムーズに案内してもらえると聞いていたので。

旅館へのアクセスもGoogleマップで事前に確認した。福岡空港から嬉野温泉まで、高速道路を使えば1時間半から2時間くらいで着く計算。4歳の子どもを連れた長距離ドライブだから、途中でSAに寄る場所もあらかじめ目星をつけておいた。「えーまだ着かないのー」と言われたときの対策だ。

荷物は妻がほぼ全部まとめてくれた。温泉旅館に泊まるから洗面用具は最小限でいいと思っていたけど、子ども関係のアイテム(着替え、おむつ卒業したけど念のための替えパンツ、好きなおもちゃ)でトートバッグがぱんぱんになった。まあ、仕方ない。

準備を終えて、出発前夜に思ったこと

全部整って、前日の夜。荷物を玄関に並べて、子どもに「明日から温泉行くよ」と言ったら、「おんせんってなに?」と聞かれた。

「大きいお風呂だよ。ぽかぽかして気持ちいいやつ」

「パパと入れる?」

「入れるよ。貸し切りで入れる場所を予約したから」

「やったー!」

この一言のために、あれこれ調べて、比較して、試算して、予約して、確認して……全部やった気がした。

旅行の準備って、正直めんどくさい。でも、終わってみると「出発前のこの時間も旅の一部だった」と思える。子どもの「やったー!」を聞いた瞬間、ほんとうに全部報われた気がした。

福岡空港でレンタカーを探している方へ:今回利用した業務レンタカーは、福岡空港近くに営業所があり、長期レンタルに強いお店です。料金を抑えつつ、チャイルドシートの手配もできるので、家族旅行の移動手段として検討してみてください。