乾電池と充電式、どっちを使えばいい?

普通の乾電池(使い捨て電池、一次電池)と充電式乾電池(充電池、二次電池)にはそれぞれ特徴があり、用途によって使い分けるのが賢明です。

普通の乾電池(一次電池)のメリット・デメリット

メリット:
* 初期費用が安い: 1本あたりの単価が安く、手軽に購入できます。
* 長期保存が可能: 自己放電が少なく、いざという時のためにストックしておけます(災害用備蓄など)。
* 安定した電圧供給: 電圧が安定しているため、精密機器や微弱な電流で動作する機器(時計、リモコンなど)に適しています。
* 幅広い機器に対応: 多くの家庭用電化製品で問題なく使用できます。
* 購入が容易: コンビニやスーパーなど、どこでも手に入りやすいです。

デメリット:
* 使い捨て: 一度使うと再充電できないため、ゴミが出ます。
* ランニングコストが高い: 使用頻度が高いと、買い替え費用がかさみます。
* 電圧降下: 残量が減るにつれて徐々に電圧が低下するため、最後まで安定した電力を必要とする機器には不向きな場合があります。

充電式乾電池(二次電池)のメリット・デメリット

メリット:
* 経済的: 何度も繰り返し充電して使えるため、長期的に見るとコストパフォーマンスが高いです(特に使用頻度が高い機器)。
* 環境に優しい: ゴミの量を減らすことができ、環境負荷を低減できます。
* 安定した高出力: 残量が少なくなるまで比較的安定した高い電圧を供給できるため、電力消費の大きい機器(デジタルカメラ、電動おもちゃなど)に適しています。
* 低温環境に強い: -20℃程度まで使用可能な製品もあり、寒冷地での使用にも適しています。

デメリット:
* 初期費用が高い: 本体価格や充電器の購入費用がかかります。
* 自己放電: 長期間放置すると、自然に電力が失われていきます(最近のエネループなどの低自己放電タイプは改善されています)。
* 充電の手間: 定期的に充電する必要があります。
* 液漏れのリスク: 稀に液漏れを起こす可能性があります(通常の乾電池も液漏れは起こります)。

使い分けのポイント

以上のメリット・デメリットを踏まえると、以下のように使い分けるのがおすすめです。

普通の乾電池が向いている機器:
* 消費電力が小さく、使用頻度が低い機器: リモコン、壁掛け時計、懐中電灯(非常用)、ガスコンロの点火装置など。
* 長期保存が必要なもの: 災害用備蓄品、防災グッズなど。
* 電池交換の手間をあまりかけたくない機器: 長期間放置してもすぐに使えるため。

充電式乾電池が向いている機器:
* 消費電力が大きく、使用頻度が高い機器: デジタルカメラ、ワイヤレスマウス・キーボード、電動歯ブラシ、シェーバー、ゲーム機のコントローラー、LEDライト、子供のおもちゃなど。
* 電池の交換が頻繁な機器: 環境負荷を減らし、コストを抑えたい場合。
* 寒冷地で使用する機器: 低温環境に強い特性を生かしたい場合。

まとめると、

* 「いざという時の備え」や「滅多に使わないもの」には、手軽で長期保存が効く「普通の乾電池」。
* 「日常的に使うもの」や「電力消費が大きいもの」には、経済的で環境にも優しい「充電式乾電池」。

このように使い分けることで、効率的かつ経済的に電池を使用できます。